山姥日記

富士山とお向かいに棲むオバちゃん

鹿の声・熊注意・山のオバちゃん弾丸一泊旅行・10月の読書記録

華厳の滝・どっちがワタシ?

10月初め(1日2日)日光へバス旅行。

コロナ禍で延期になっていた山のオバちゃん弾丸一泊旅行だ

しかし、人数が足りないのでオジちゃん(ジジイとも言う)たちも一緒

ウチのオヤジもイヤイヤながら、妻の視線に耐え切れずに同行した

小学校からの友達のジュンコちゃんもエーコちゃんの為ならと一緒に行ってくれた

旦那のテルちゃんもくっ付いて来た

ジュンコちゃんとワタシは小学校も中学校も一緒だが、一度も同級になったことはない

東京生まれの東京育ちなのに、こんな辺鄙な山の中で再会した

それから付かず離れず交流している

 

 

10月5日・富士山初冠雪

アサギマダラ・近所のお寺に見に行った。⇑写真の上手な友人が撮ったもの

アサギマダラという蝶は藤袴の花のあるところにやって来るという

で、鬼女蘭という蔓の葉に卵を産み付けるそうだ

藤袴の花には毒があって、オスはその毒を吸う事でフェロモンを出すという

男って大変なのねぇと感心する

いろいろ説明してもらったけど、きれいだなぁと感嘆するだけでいいのにとも思う

 

 

調布の商店街。言わずと知れたあの横丁だ・・・ウレシイ

息子の息子、つまり孫が七五三で調布の神社に行った

ホテルとったからとお泊りで、そのホテルは某ビジネスホテルなんだけど

ガタイのいい若いおニーチャンがラウンジにいっぱいいて

ババァは気後れする。

だけどみんなガタイはいいんだけど、背の高いのやらがっちりしてるのやら

いろんな背格好のオニーチャン達で、多分ラグビー部員だと思う

彼らの朝食の量を見て、バーサンは食欲が失せた(でも、ちゃんと食べた)

 

 

10月30日の富士山

季節は巡る

イヤだと騒いでも、懇願しても季節は巡って

カレンダーはあと2枚だ

 

鹿が哀切な声で啼いている・・・いや、煩いくらい啼きやがる

早く相手を見つけなさいよと説教したくなる鳴き声だ  ヤレヤレ・・・

 

ここのところ、熊注意報が毎日流される

一頭が富士宮中を巡っているのか、複数なのかは分からないが

歩いて3分のごみ集積所まで車で行く(ホントはいつもだけど)

彼らだって(猿も猪も鹿も狸も熊も)生きていかなければならない

ニンゲンも生きていかなければならぬ

どちらも生きてゆかなければならぬのなら、山を森を大事にしようぜ

と、政府に言いたいが

山のバーサンは気が小さいので、こんなところで愚痴を言う

 

長くなったけど、もうすこし

 

 

2023年10月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1176ページ


■鈍色幻視行
面白かった。一冊の小説と作者について思いを述べる人々・・・。久しぶりに一気に読めると喜んでいたが、翌日からジジババ日光旅行に行かなくてはならないので中断。帰宅後、読み続ける。こんなにのめり込んで本を読むのは久しぶりだった。そんなに面白いの?と夫が言う。ワタシは読みながら「うん」とだけ答える。ただ、梢と幸宏の今後はどうなるのだろうか。恩田陸にそんなことを望む方が失礼だな。この終わり方も恩田陸だ。堪能した。
読了日:10月02日 著者:恩田 陸
https://bookmeter.com/books/21178824

■夜果つるところ
実は「鈍色幻視行」を借りる前に借りて、読まずに返却し改めて借りてきた。一気に読み終わる。そうなるのか。二二六事件かなと思う。二二六事件の時はワタシは当然生まれてはいない。母がその日お使いに出て兵隊さんに叱られたと言っていたのを覚えている。この読後感、恩田陸だよと嬉しくなる。が、著者来歴は飯合梓だ。粋ね。「鈍色幻視行」と「夜果つるところ」。堪能した。面白かった。恩田陸だなァ・・・。
読了日:10月04日 著者:恩田 陸
https://bookmeter.com/books/21273584

■葬送のフリーレン コミック 1-11巻セット
終わりじゃないんだ・・・。お隣のお嬢ちゃんに借りた。マンガ(今はコミックっていうのか?)を読むのは何十年ぶりだろう。
読了日:10月30日 著者:山田鐘人,アベツカサ
https://bookmeter.com/books/21614842

■墨のゆらめき
遠田薫の書を書く時の描写に、そうなんだろうなぁと思った。ものを生み出す時、作家は孤独だ。などと、使い古されているフレーズを使うが、正にそうなのだから仕方がない。なのでカネコさんも近づけないのだろう。三浦しをん
「青白い炎」と表現したが、そうでもない。でも、長年連れ添っていても近付くことは‥‥、最近はできるようになった。倶利伽羅紋々があろうが、そのヒトの品性は変わらないのかも。それは続力もそうかもしれない。二人とも正直に生きてるってところがいいんだな。それにしても、三浦しをんって上手いなぁ。
読了日:10月31日 著者:三浦 しをん
https://bookmeter.com/books/21077327


読書メーター
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9月には「わたしの幸せな結婚」を大人買いして読んだら、完結してなかった

「葬送のフリーレン」はお隣のお嬢ちゃんに借りたら漫画だった(今はコミックか)

マンガを読むのは何十年繰りだろう。疲れるのね漫画って

 

 

 

今度いつ、山姥日記を書こうって思うかは分からないけど

元気にやってます

 

 

アサギマダラの飛んでいるところを見ながら思ったこと

雁などの渡り鳥もそうだけど

渡りの蝶って、とても遠いところまで飛んで子孫を増やしている

ニンゲンはその美しい蝶を見たいがために蝶を呼ぶために工夫している

 

だけど、猪や鹿や猿などの獣たちは生き抜く努力しているだけなんだけど

畑などを荒らすから、人間に危害を加えるから目の敵にされる

 

生きるという点だけで考えればみんな同じなんだけどなぁ

とは思うものの

夜中に森からうめき声が聞こえると怖いのだ

 

11月1日の朝、近所の猟師が来て「車置かせてください」と言った

断らなくてもいいのよ、いつでも勝手に置いてってねと言うと

きょうから解禁なのでご挨拶だという

で、一頭仕留めてきたと微笑んだ

彼は心優しい静かな猟師なのだ

 

命を頂くという事の本質を見たような気がした