山姥日記

富士山とお向かいに棲むオバちゃん

高齢者講習

9月13日

今日、高齢者講習を受けに40数年前に通った自動車学校へ行った

前にも書いたけど、受付の対応にブ千切れていたのだけど

ワタシと同じ集落の人が古参の事務員で「よろしく言って!」と厳命したらしく

とても丁寧に対処してくれたが、それもまた気に入らない(ワタシは厄介なババァだ)

3人一組で、目の検査と実地に運転するのだが

同年配の男性が二人とワタシと、私たちの子供くらいの教官と4人で車に乗る

 

ローズマリーの花がやっと咲いた

で、運転の最後がワタシで

後部座席のオヤジどもが「そこ一旦停止」とか「すぐにブレーキ掛けて!」とか

ワタシに指示を出してくれて、しかし教官は黙っていた

 

案ずるより産むがやすしだ

 

9月14日 束の間の快晴

朝、気が小さいので「安定剤飲みたい」と夫に言ったが

「帰って来てから飲め」と夫は真っ当なことを返してきた

この人も真っ当なことが言えるのだなぁと思った次第

 

 

高齢者講習と聞くと

自分が本物の年寄りになったみたいでがっくりしたけれど

いやいや、ワタシは本物の高齢者なのだからしょぼくれなくてもいいんだ

年寄りは年寄りとして、胸を張って生きよう

若い者に「年寄りのくせに」と言われても

お前らが生まれる前からアタシャ税金納めてんだよと言ってやりたい

お年寄りは、この国のために頑張ってきたのだから平素から敬いたまえ

 

でも、本当にこの国のためかと聞かれると困る

日々の生活に追われ、子育てに奔走し、定収入のない夫を叱咤激励し

やっと穏やかな日々になったのだから、どこをどう考えても国のためではない

 

長い雨の中でも露草の花はやっぱり美しい

若い頃、お年寄りは戦争を生き抜きこのニッポンの高度成長に寄与してきた

明治の女も大正の女も、ど根性で男どもを働かせていた

そのお陰で、ワタシ達のような戦争を知らない子たちがぬくぬくと生きてこられた

と、思っていた

だから、年寄りの言うことは拝聴に値すると思っていたが

 

年寄りになってみると

自分のことで精一杯なので、立派な高齢者にはなれてはいない

 

9月15日

 

小林恭二の「三鬼」を読んでいる

ああ、この本より西東三鬼の全句集を読むべきかなと思い

楽天でポチっとしようと思ったが「十二国記」の新刊が出るので

全ての積んである本より重要だから

『十二国記』を読み終えたら、三鬼の俳句を読もうと思う

 

 

やらなくてはならない時ほど

本を読んだり、ブログを書いたり

根性なしだなとは思うが、それがワタシだから仕方がない

 

 

 

閉山

母がよく言っていた「一病息災」

鬼の霍乱以降、真にそうだなぁと思う

私の母は「永遠の女学生」であって、また世にも恐ろしい人だった

女学生と恐ろしいは相容れないと思うが、そういう人だった

 

昨日、CTスキャンの結果を聞きに行ったが

主治医は「胸にね、ちょっとだけど喫煙のせいだろう」と宣う

がん患者が喫煙、駄目だろうとワタシだって思う

 

9月1日

だけど

旅行も行かない、ブランド物にも宝石にも全く興味がない、酒は飲めない

着物は片づけるのが面倒なのでいらない

こんな人生どう思いますかと主治医に言ったら

「タバコぐらい吸わせろってことね」としぶしぶ受け入れてくれた

もちろん、ある数値は高いが「たばこのせい」と主治医は笑う

 

9月3日

哀れに思うのか、お金持ちのお客様が時々高価な服やバックをくださる

有難いし、本物のお余所行きになる

ユニクロはワタシにとって余所行きだ(もうちょっとちゃんとしたのも買うけど)

 

人にはそれぞれ重要とするものがある

ワタシにとっての重要なものは辞書だったり図鑑だったり小説だったり

時々貰う歌舞伎座のチケットはとても嬉しい

 

9月5日午前10時頃

同日夕方6時頃

 

本を買うにしても楽天でポチっとするが、昨日はイオンの大垣書店へ行った

 

森見登美彦「シャーロック・ホームズの凱旋」

たまに本屋に行くと欲しいと思う本が多くて困るが

昨日はこの本が欲しくて探し回って、店員のおねーさんに泣きついた

 

森見登美彦と梨木香歩の本はたいがい買うが文庫になるのを待つ

 

森見登美彦と梨木香歩

母の二面性のような二人だし、共通点はないと思うが

ワタシの琴線に触れて、同じ本を何度読んでも飽きない

 

9月6日

ところで、今日は富士山の閉山の日だ

昨日のニュースで、山小屋の人がひどい風と雨で寒いと言っていた

亡くなった方もいるという

閉山の日なのに、下山できない人も多いとか

 

9月10日午前10時少し前

そこにあるべき富士山は見えない

元からなかったかのように姿を隠している

富士山と平地では20℃の差があるそうだ

「富士の冠雪」は秋の季語で、日本一高い富士山は日本一初雪が早いということか

 

そういえば、開山祭は富士宮の浅間大社で賑々しく行われるが

閉山祭は奥の宮である頂上のお社で行われると聞く

 

 

今日もまた雨

雨が多いいなぁと溜息をつく

乾燥機などとうの昔に壊れてしまったので洗濯物が乾かない

で、今日は暖房を入れる

 

 

そう、森見登美彦のこの文庫

おまけがついてて、ああ買ってよかったと思わせてくれる

夫に言うと「何回でも聞いててください」という

彼はワタシが機嫌がいいのが一番と臆面もなく言い放つ奴だが

身の保全のために言っていることはあきらかだ

 

 

 

 

 

※閉山祭は頂上でやるって言いきりましたが、浅間大社でも行われるそうです

 知らなかった・・・

 

 

 

8月のことなど

気が付いたら9月になっていた

子供たちも遠くで暮らしているし、勤め人でもないので曜日も分からない

 

8月の終わりに栃木の娘のところに二泊三日した

婿様は金曜に有休をとったという、なぜ?と思ったら

爺と下の孫と3人で海釣りに行くことになっていた

爺は大喜びだったが、何時間かしてLINEで「ハコフグ一匹」

孫が釣ったそうで、まずはよかったよかった・・・

 

で、お留守番の上の孫は中学三年生、内申点上げるために午後からボランティア

なのでお昼は娘と孫息子とワタシとで近所にできたカフェに行く

「歩いて5分、車で3秒」と娘は言ったが、車で33秒かかった(孫と計ったのです)

肉味噌のスパゲティ

娘の家はお街ではなく、農村なのだけど

美味しいものが歩いて行けるところにあるのは羨ましい

と、夏休みらしいこともありました・・・・・・・

 

8月12日夕方

8月は暑くて、死んだふりしてようかと思ったけど

何やかやと年寄りにも用事があったし、CTスキャンも撮ってきたし

高齢者講習というのを自動車学校に予約したら、あまりの年寄扱いに憤怒

年寄りだから仕方ないけど、礼儀ってものがあるだろうがと心の中で怒鳴っておいた

 

8月31日

天気予報で秋雨前線と言っていたのは8月の終わり頃

季節は急ぎ足で去っていく

 

9月1日朝

8月3日朝

 

今晩から雨の予報

本格的に秋の長雨が始まっている

 

ここ2・3年の自作の俳句をまとめているのだけど

あまりの下手さに、頭を抱えている

夫に言うと

お金を稼ぐわけじゃないのだからいいんじゃないの

と、言いおった(さようでございます、散財させていただいております)

 

 

夜の恩寵。8月はこの一冊

この前の日記にグダグダと書いたから、感想は割愛します

 

ススキに色がついてきて、早稲の稲も刈られている

曼殊沙華はまだ咲かないけど、葛はたくさん咲いている

我が家は葛屋敷となっていて、廃屋のようだが

それもまた良しと夫と笑っている

 

8月の半ば過ぎに作った紫蘇ジュース

 

1年分の紫蘇ジュースを今年も作った(夫がだが)

紫蘇はお隣のよっちゃんが作ったものを今年も貰う

 

さて、

また忙しい9月が始まり

どうしてよいか分からないけど

どうにかなるだろうと思っている

 

 

 

覚書 三浦しをんやら言葉の意味やら・・・そんなこんな・・・

8月2日 夫はこの日、後期高齢者に突入

初めて会ったとき、彼は二十歳でワタシは十八

思えば遠くに来たものだ・・・地理的にも時間的にも

車につける高齢者マークを2セット買ってあるが、

ワタシの分もなの?ワタシはまだです(キッパリ)

 

 

昨夜、宮部みゆきの「夜の恩寵」を読了

読書メーターには

 

「黒しをんか?」読後の感想を言った時の夫の言葉。いや、ホラーだよとワタシは答えた。

 

とだけ書いた

どんな内容だったか忘れちゃうのはナンダカナと思ったのだが

これ以上書くとネタバレになっちゃうから、書かなかった

 

本の帯には

『夢のなかで生まれたものは、

     夢のなかに還っていく。』

 

「カリスマ」をテーマに描き出される

      五つの物語

と、ある

 

ん?カリスマ?

ワタシにはどうしてもこの「カリスマ」が分からなかったので

AIさんに聞いてみた

曰く

「人々の心を強くひきつける特別な魅力や、神から与えられたような優れた才能のことです。もともとは宗教的な「神の恵み・賜物」を意味する言葉でした

 

カリスマという言葉の持つ意味を深く考えたことがなかったし

簡単に「カリスマ性」などと口に出してきたが

外来語(あるいはカタカナ語)の意味は慎重に考えねばとバーさんは思った次第

 

8月4日夕方 夏至が過ぎて暗くなるのがはやくなったなぁ


三浦しをんの書いた本を何冊も読んで

「風が強く吹いている」を夫婦ともに読んでから

駅伝の中継を見てもつまらないとは思わなくなった

 

「ビロウな話で恐縮です日記」を友人が貸してくれた時は

とても具合が悪くて(顔面帯状疱疹でした)

でも、痛みが引いた後に読んだのでよかった(笑)

お腹を抱えて笑ってたけど、

あれはコロナ禍の始まりの頃だったなぁ

この人が、あの「舟を編む」を書いた人かと、

ニンゲンってわからないものだと感心したり、感情が忙しい本だった

 

 

と、ここまで書いて

そうか、本を読んだら文字数制限のある読書メーターも必要だけど

こうして書くと、自分の読後の感情が整理されるんだと納得した

 

 

面倒なババァになったなと思うのだけど

ちゃんと書いておこう

 

 

 

覚書

熊本の地震の速報を見たとき、また熊本かと心が痛かった

今でも、ニュースやワイドショウの映像を見ると泣きたくなる

ニッポンは地震が多いのは分かっている

でも、みんなニッポンを選んで生まれてきたのではない

でも、ニッポンは

ワタシが生まれてから70数年、何度も災害に見舞われてきた

仕方がないのだ、この国に生まれてきちゃったんだからと、さっき夫婦で話した

 

被災された方々にかける言葉もない・・・・・・・・

どうぞどうぞご自愛ください

 

 

 

で、能天気なワタシは7月に読んだ本を覚書として書くが

いいのかこんな時にと思う

 

7月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1129

ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯 (文春文庫 キ 16-1)

 ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンス の生涯 (文春文庫 キ 16-1)感想
運命的な出会いは人間に限ったことではないと思った。人間以外への愛情は慈しみだけではないと思った。戦時下での生活はワタシには想像しかできないけれど、クラレンスが人間に対して慈しみの心を持っているのかとさえ思う。ワタシは翻訳物をあまり読まない、というより避けている。日本語として、ワタシには読みにくいから。でも、梨木香歩の訳ならば読んでみようと思い読んだ。最初はやっぱり翻訳物は読みにくいなと思ったが、途中から梨木香歩の文章のように思えて楽しく読了。訳者あとがきも文庫版あとがきも、小川洋子の解説も素敵だ。ワタシは山里に棲んでいるので、いろいろな獣の気配を感じるし姿を見ることも日常的。獣らの知能など考えたことはなかったけれど、彼らは生きることに必死なのは分かる。生きて子孫を残すという一生をそばで見るのは、なかなか感動的だ。しかし、ニンゲンは自分たちの都合で害獣とする。どうにかして棲み分けができないかなと思うが、ワタシはただのバーさんなのでサルの群れに微笑む事しかできないでいる。
読了日:07月30日 著者:クレア キップス 翻訳:梨木香歩

 

 

鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選 (講談社文芸文庫 きC 9)鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選 (講談社文芸文庫 きC 9)感想
こういう小説家が居たんだと、バーさんは赤面の至りだ。読み始めて「どこがユーモア小説なの?」と思ったが、読み進めるうちに、ユーモアとはこういうことかと感動する。諧謔的なのだ。こういう小説は「クセ」になるんだろうな。最初の「玉川上水」にぶっ飛ぶ。ああ、こういう風に太宰の命日を書けるんだと妙に感動する。最後の「御水取」に至っては、なぜこうなると読後に感心してしまった。華々しく文壇を闊歩する作家ではなかったのだろうことはあとがきで分かる。とても面白かった。
読了日:07月22日 著者:木山 捷平


プレゼント (新潮文庫 し 21-71)プレゼント (新潮文庫 し 21-71)感想
「つぶやき」に読むのを躊躇ったことを書いたけど、誘惑に負け読了。この本、確かにプレゼントだ。伊坂幸太郎と江國香織は初めて読む。この二人を今までなぜ読まなかったかなのだけど、たまたま読んでいなかったというだけだ。久しぶりに梨木香歩の小説(とても短いけど)を読んだ。避けていた「西の魔女が死んだ」も読もうかなと思った。どの作品もいい。どの作品ももっと読みたいと思う。「六番目の小夜子」も読んでいないので読もうかしらと思う。七作の中でどれが一番かは決められない。けど、やっぱり梨木香歩は好き。
読了日:07月02日 著者:伊坂幸太郎,江國香織,恩田陸,梨木香歩,町田そのこ,宮部みゆき,米澤穂信


与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記感想
久し振りに『小説』を読んだ気がする。読後の至福。うまいなぁ、澤田瞳子。大仏を作ったのは天皇でも高僧でもなく、徴用された民草だと登場人物が言う。また、罪を犯したものさえ仏と言う。何百年後かに「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」と説く高僧が現れるが、澤田瞳子はこの言葉を意識していると思う(私がそう思うだけなんだけど)。最後がいい。罪を許すのではない、猶予を与えるだけと父を殺された男が殺した男に言う。仏さまはいるんだろう。そこここにいるんだと思う。
読了日:07月01日 著者:澤田 瞳子

読書メーター

 

「鳴るは風鈴・・・」

木山捷平という作家を知らなかった

この人の文章はとりとめがないと思う(偉そうね、ワタシ)

けれど、現代の作家にはない平明な言葉で描いているところが面白かった

どこか「東海林さだお」のようで、世の中を斜めから見ているのかもとも思う

 

「余楽の飯」

さすがに澤田瞳子!

文学だなぁと嬉しくなる

 

 

先日、キャラバンメイトの活動でお散歩した

と言っても暑いので、近所のお寺さんで法話を聞き

かき氷をふるまってもらって解散

その時、真夏の青空とお寺さんの裏の山の色と、白い入道雲があまりに美しくて

仲間としばし見入っていた(写真撮り忘れました)

こんなに暑いのに、山はもう晩夏の色で、季節はちゃんと廻っていると実感した

 

明日、入道雲が出ていたら写真を撮ろう

 

 

*キャラバンメイトについては👇を参照してください

認知症サポーターキャラバンとは