熊本の地震の速報を見たとき、また熊本かと心が痛かった
今でも、ニュースやワイドショウの映像を見ると泣きたくなる
ニッポンは地震が多いのは分かっている
でも、みんなニッポンを選んで生まれてきたのではない
でも、ニッポンは
ワタシが生まれてから70数年、何度も災害に見舞われてきた
仕方がないのだ、この国に生まれてきちゃったんだからと、さっき夫婦で話した
被災された方々にかける言葉もない・・・・・・・・
どうぞどうぞご自愛ください
で、能天気なワタシは7月に読んだ本を覚書として書くが
いいのかこんな時にと思う
7月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1129

ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンス の生涯 (文春文庫 キ 16-1)の感想
運命的な出会いは人間に限ったことではないと思った。人間以外への愛情は慈しみだけではないと思った。戦時下での生活はワタシには想像しかできないけれど、クラレンスが人間に対して慈しみの心を持っているのかとさえ思う。ワタシは翻訳物をあまり読まない、というより避けている。日本語として、ワタシには読みにくいから。でも、梨木香歩の訳ならば読んでみようと思い読んだ。最初はやっぱり翻訳物は読みにくいなと思ったが、途中から梨木香歩の文章のように思えて楽しく読了。訳者あとがきも文庫版あとがきも、小川洋子の解説も素敵だ。ワタシは山里に棲んでいるので、いろいろな獣の気配を感じるし姿を見ることも日常的。獣らの知能など考えたことはなかったけれど、彼らは生きることに必死なのは分かる。生きて子孫を残すという一生をそばで見るのは、なかなか感動的だ。しかし、ニンゲンは自分たちの都合で害獣とする。どうにかして棲み分けができないかなと思うが、ワタシはただのバーさんなのでサルの群れに微笑む事しかできないでいる。
読了日:07月30日 著者:クレア キップス 翻訳:梨木香歩
鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選 (講談社文芸文庫 きC 9)の感想
こういう小説家が居たんだと、バーさんは赤面の至りだ。読み始めて「どこがユーモア小説なの?」と思ったが、読み進めるうちに、ユーモアとはこういうことかと感動する。諧謔的なのだ。こういう小説は「クセ」になるんだろうな。最初の「玉川上水」にぶっ飛ぶ。ああ、こういう風に太宰の命日を書けるんだと妙に感動する。最後の「御水取」に至っては、なぜこうなると読後に感心してしまった。華々しく文壇を闊歩する作家ではなかったのだろうことはあとがきで分かる。とても面白かった。
読了日:07月22日 著者:木山 捷平
プレゼント (新潮文庫 し 21-71)の感想
「つぶやき」に読むのを躊躇ったことを書いたけど、誘惑に負け読了。この本、確かにプレゼントだ。伊坂幸太郎と江國香織は初めて読む。この二人を今までなぜ読まなかったかなのだけど、たまたま読んでいなかったというだけだ。久しぶりに梨木香歩の小説(とても短いけど)を読んだ。避けていた「西の魔女が死んだ」も読もうかなと思った。どの作品もいい。どの作品ももっと読みたいと思う。「六番目の小夜子」も読んでいないので読もうかしらと思う。七作の中でどれが一番かは決められない。けど、やっぱり梨木香歩は好き。
読了日:07月02日 著者:伊坂幸太郎,江國香織,恩田陸,梨木香歩,町田そのこ,宮部みゆき,米澤穂信
与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記の感想
久し振りに『小説』を読んだ気がする。読後の至福。うまいなぁ、澤田瞳子。大仏を作ったのは天皇でも高僧でもなく、徴用された民草だと登場人物が言う。また、罪を犯したものさえ仏と言う。何百年後かに「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」と説く高僧が現れるが、澤田瞳子はこの言葉を意識していると思う(私がそう思うだけなんだけど)。最後がいい。罪を許すのではない、猶予を与えるだけと父を殺された男が殺した男に言う。仏さまはいるんだろう。そこここにいるんだと思う。
読了日:07月01日 著者:澤田 瞳子
読書メーター
「鳴るは風鈴・・・」
木山捷平という作家を知らなかった
この人の文章はとりとめがないと思う(偉そうね、ワタシ)
けれど、現代の作家にはない平明な言葉で描いているところが面白かった
どこか「東海林さだお」のようで、世の中を斜めから見ているのかもとも思う
「余楽の飯」
さすがに澤田瞳子!
文学だなぁと嬉しくなる
先日、キャラバンメイトの活動でお散歩した
と言っても暑いので、近所のお寺さんで法話を聞き
かき氷をふるまってもらって解散
その時、真夏の青空とお寺さんの裏の山の色と、白い入道雲があまりに美しくて
仲間としばし見入っていた(写真撮り忘れました)
こんなに暑いのに、山はもう晩夏の色で、季節はちゃんと廻っていると実感した
明日、入道雲が出ていたら写真を撮ろう
*キャラバンメイトについては👇を参照してください
認知症サポーターキャラバンとは