4月1日
4月2日
4月3日
4月4日
4月5日
何日か前のニュースだったかワイドショーだったかで
どこかの交響楽団のトロンボーン奏者が言っていた言葉に泣いた。
僕たちの仕事(芸術)は生活には要らない。無用のものなんだ。
って。この言葉通りではなくて、もっと切実に仰っていた。
その何日か後、ドイツの文化大臣のニュースも見た。
彼女の言葉は当然ドイツ語なので理解不能だけど
字幕を読みながら、また泣いた。
アーティストは必要不可欠であるだけでなく、生命維持に必要だ
って・・・。で、生活の保障を十分にすると。
ニッポンの政府はそうは考えまい。
我が家の生業は工芸である。
生活必需品を作っているのではない。
景気が悪くなれば、全く見向きもされなくなる。
それでも、この道だけで生きてこられたのは幸運だ。
娘が美術の教員免許を取ってからこんなことを言った
「アメリカで芸術の授業がなくなった時、人心が乱れた」って。
つまり、高校(ハイスクールか)で音楽や美術の授業がなくなった時
学級崩壊と言うか、子供たちの心がささくれだったらしい。
音楽や文学や美術や演劇など、生活には関係なくても
心を育て、ニンゲンの豊かさにつながるものはなくしてはならない。
愚痴だけど・・・
桜が散り始めた。
飛花落花
風が吹くと、竹林がしなり
桜の花びらが本当に吹雪のように散っていく
朝の光の中で
その花びらが光りながら、くるくる回りながら飛んでいく。
美しいよ。