山姥日記

富士山とお向かいに棲むオバちゃん

4月8日9日の富士山・つれないアナタ

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4月8日午前9時55分頃

 

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4月9日午前10時44分頃

 

 

雨が降り

山の気配が少し違ってきた。

今日9日、車を運転しているとカラスが目の前を飛び去り

そのカラスの美しい緑掛かった黒に目を奪われる。

 

タケノコの季節到来で

村の住人はそれぞれの山に入ってゆく。

が・・・

あまり採れてはいないようだ、裏年だもん。

 

隣のよっちゃん(ご主人)の行方をトーチャンとワタシは目で追った。

窓から見える。

よっちゃんの持った袋も入っているとは思えない。

 

で、夕方

用事で隣へ行くとタケノコが茹で上がっている。

「持っていく?」とクニヨちゃん(奥さん)に聞かれ

「いいわよ、裏年だから」と言いつつも、ワタシの手は差し出されていた。

無意識に・・・

 

雨後の筍という言葉もあるが

今年はどうも、ダメ。

 

しかも

前日トーチャンが見つけて「明日採ろう」とルンルンで帰ってきたのに

翌朝は先客に採られた後だった。

イノシシは鼻が利く。

しかもイノシシの鼻は強い。

 

ニンゲンは非力だ。

 

 

それに雨は

花散らしとなりにけり・・・・・・・・・・・

 

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桜 散りぬる

 

 

 

つれないのね、雨。