山姥日記

富士山とお向かいに棲むオバちゃん

2月28日29日の富士山・雲は流れる

2月28日

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午前10時頃

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同上

 

 

2月29日

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午前9時40分頃

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同上

 

 

 

茱萸の花がほころんでいる

 

年に何回か住人がやって来る別荘の庭

 

茱萸の隣は金縷梅だ

 

どうして黄色の花を並べたのかしらと、毎年思う

 

 

けれども

 

茱萸と金縷梅の花の色は、同じ黄色でも違うからかしら

とも思う

 

 

 

夕暮れ

その山茱萸と金縷梅の樹の横を小次郎と歩く

 

生活道路から直角に曲がり、鉄塔へ続く道で

家路を急ぐ車の音を聞きながら

 

小次郎はルンルンで歩く

ワタシは老いた小次郎に引っ張られながら歩く

 

車が通ると言っても、4台か5台走っていれば

あら、今日は多いわねと思うくらいの山里の道だから

 

小鳥たちは好き勝手に鳴き、飛び、小走りに通ってゆく

 

 

山に目を向ければ、杉の花が花粉を飛ばし

竹林はさやさやと音を立て始める

 

ニンゲンの気配はない

 

 

夜になれば獣たちが自由に行き来する

 

 

 

鳥も鳴かなければ、風もない夕刻には

 

深閑として、静寂とはこのことかと思ったりもする

 

 

 

もう少し経てば

 

田畑にお百姓が出てきて

 

賑やかにはなる

 

 

同じころにはウグイスが朝から夕方まで鳴き続け

 

ほかの鳥たちもここぞとばかり鳴く

 

 

 

 

世界中がウィルスに恐怖を抱き

小さな子を持つ父たち母たちは、

政府の意向に右往左往しなければならないのに

 

 

行く雲を眺め

鳥の声を聴き

風の行方を追う

 

そんな日々を過ごしていていいのだろうか

と、逡巡するけれど

 

まぁ、いいか・・・

 

 

 

 

 

 

と言うわけで、

 

 

2月にバイバイ