山姥日記

富士山とお向かいに棲むオバちゃん

12月10日から12日の富士山・大往生

12月10日

f:id:eikoobasan:20191212233612j:plain

午後0時10分頃

 

12月11日

 

  
2019.12.11

 

 

12月13日

f:id:eikoobasan:20191212233844j:plain

午前6時58分頃

f:id:eikoobasan:20191212233909j:plain

午前7時ごろ

 

 

染織家のK氏が亡くなった

 

K氏の反物を持っているが、20年以上も仕立ててはいない

 

 

103歳と11か月の生涯を閉じたとご子息が言っていた

 

この年齢まで生き抜いたのは、ご子息の作るマタタビ酒と

どこへ行くのも自転車での移動で、足が丈夫だったことだとも

ご子息は通夜の挨拶で言った

 

そして

 

笑って送ってやりたいと・・・

 

 

何年か前、K氏は自ら施設に入れてくれと言い、施設で暮らしていたという

 

先日

その施設で、昼間ご家族とおしゃべりもして元気だったそうだが

その夜、施設の看護師さんから「呼吸してない」との連絡を受け

ご家族が駆け付けた直後、死亡を確認したという

 

見事な人生だったと思う

 

それを誇らしげに語るご子息の微笑みのなんと爽やかな事か・・・

(ご子息と言っても、ワタシより少し年下なだけなんだけど)

 

 

夫は、あまり感動とか感情の起伏を言葉に出さないニンゲンだけど

今日のお通夜でのご子息の挨拶に「うるうるした」んだそうな

 

それは、きっと

同じ工芸家として生きている身にとって

あまりに見事な生涯を送られた事への感動だったのかもしれないが

 

その事について、あまり突っ込んで聞いてはいけないような気がして

 

「そうなのね」とだけ、答えておいた

 

 

 

お通夜へ行く前、玄関を開けたら

 

f:id:eikoobasan:20191212235215j:plain

なんだか、電球が光っているみたいだけど

 

 

満月