山姥日記

富士山とお向かいに棲むオバちゃん

3月の読書記録

読んだ本の数:6
読んだページ数:1547


ありえないほどうるさいオルゴール店ありえないほどうるさいオルゴール店感想
珍しく夫が「一気読みした」という。彼は遅読なのだ。しかも「ハートフルなんだよ」という。夫の口から「ハートフル」という言葉が出てくるとは思わなかった。で、確かにハートフルだ。読後感がとても良い。自分が優しくなったような気さえする。耳の遠くなるお年頃になっているけど、聞こえすぎるという事は辛いだろうなと思う。最後ね、いいなぁ。「アルバイト募集」の張り紙が嬉しい。
読了日:03月04日 著者:瀧羽 麻子

 


旅する練習旅する練習感想
この終わり方ないよ。やだよ。と泣く。けれども、最初から衒わず静かに進む文章に予感がなかったわけではない。こういう結末になるとは思いもよらなかったが。叔父と姪の関係って不思議なものがある。ワタシの叔父は50歳になる前に不審死を遂げた。未だに原因は分かっていない。ワタシが嫁ぐ前の晩「何でこんなに早く行っちゃうんだよ」と泣いた叔父の顔を思い出した。とても良い小説だった。図書館に返却するまでまだ間があるから、また読もうと思う。
読了日:03月07日 著者:乗代 雄介

 


月の鉢 (九十九字ふしぎ屋 商い中)月の鉢 (九十九字ふしぎ屋 商い中)感想
中秋の名月は、明るすぎて竹林の中まで月光が入り闇を際立たせる。そんなところにワタシは住んでいて、お月見の夜にあやかしが多く出るというのはちょっとだけど納得できる。逝ってしまったものに会いたいという気持ちは誰にでもあるのではないだろうか。骸骨の侍にも悲哀を感じるし、一人法師はそんなこともあるよねと、小さい頃の自分に重ね合わせて読んだ。人情って、いいよね。
読了日:03月10日 著者:霜島 けい

 


さよならの夜食カフェ-マカン・マラン おしまい (単行本)さよならの夜食カフェ-マカン・マラン おしまい (単行本)感想
まず「ドラァグクィーン」という言葉が分からないので検索。ピーターみたいな人のことか?どちらの性のヒトがどんな性を愛するかなんてことは個人的な事なので、ワタシにとってはどうでもいい問題だ。男だ女だと騒ぐ方がおかしい。等しくニンゲンなのだから。と言ってしまうと、この本は成り立たないか(笑)優しい人々は登場する。誰だって悩みはある。深刻な悩みも優しく包んでくれる人がいれば肩の荷を下ろすことができる。当然だ。しかし、優しく丸ごと受け入れてくれる人のなんと少ないことか。友人と呼べる人の少なさに我ながら・・・・・
読了日:03月12日 著者:古内 一絵

 


女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび感想
寂しさを抱えているヒト達の多いこと!。辿り着いた場所が、また寂しさを抱えているヒト達の集うところ。体に悪いものは旨いという信条の我が家で、マカン・マランで出てくる食事の数々は読んでいるだけで身体が浄化されるような気になってしまう。が、今朝の食事はトーチャン自作のベーコンで作ったベーコンエッグ。ハナミズキの花はやさしい。ついつい感傷的になる花だ。自分のやりたいことをやりぬくには誰かに背中をそっと押してもらわなければできない人もいる。ハナミズキは何も言わないが、暗い海の燈台の灯りの様なものだろう。
読了日:03月13日 著者:古内 一絵

 


きまぐれな夜食カフェ - マカン・マラン みたび (単行本)きまぐれな夜食カフェ - マカン・マラン みたび (単行本)感想
夜中に読了。朝から富士山の見える小高い山に登っていて(ワタシは山登りが嫌いなんだけど)優しい春の空と前日の嵐の後の雪の富士山、遠く霞む伊豆半島とその手前の駿河湾を望む。この低い山の頂上には小さな小さな石の祠が三つあって、それを見に出かけたのだ。帰宅後、この本の続きを読む。最後の話し、近い将来やって来るワタシの物語のようだ。夫も子供たちもいるが、終活なんかしないぞワタシは。ひっちらかった家の中でこの本を読むことに少し背徳感・・・・・
読了日:03月14日 著者:古内 一絵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お返事も書かず

放りっぱなしにしておりました、このブログ自体。

 

 

ワタクシは元気でおります。

 

 

 

 

県外に出たので

自主的に自粛。

 

 

お友達や村の人々に

そこまでしなくてもと言われましたが

 

 

外出しないでよいと思うと、気が楽になりますです。

 

 

 

しかし・・・

 

 

 

 

太った・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嗚呼