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雨の母の日。
母の日にはカーネーション貰ったりにぎやかに食事したり
などという事は、最近はなく
息子夫婦と娘夫婦からプレゼントが届き
テレビ電話で孫たちを見る。
息子には
「母の日には子供を産んでくれてありがとう」と
嫁さまに感謝しろと言ってある。
で、最近テレビに向かって毒づく自分にも飽きてきて
「皆さんは今日１日、お家にいてくださってありがとう」
とか
「あなたの自粛が誰かの命を守ってる」
などなどなどなど・・・・
多きにお世話様（怒）だ。
例えば、スーパーマーケットのトイレで
「キレイに使ってくださって、ありがとうございます」
と、壁に書いてあると
「ケっ」と舌打ちしたくなる。
慇懃無礼っていうんだぜ、それ
と、思う。
オヘソが横っちょにくっついているので
バカ丁寧に言われると腹が立つ。
へそ曲りバーさんで、悪かったな・・・・
また、
医療関係者の方々のご苦労・・・云々
と、報道されているのに
医療関係者の子供が差別されるとか
もしも、もしもだ
この村でコロナにかかった人がいるとする。
そうすると
玄関先にすぐ食べられるものが置かれていたり
電話で様子を聞き、必要なものは何かと手を差し伸べる
のではないかと思う。
薬やワクチンが出来れば、流感と同じだ。
差別や攻撃の対象にはならないと思う。
もう、うんざりだ。
家にいることがウンザリなのではない。
困ったときはお互い様
と言うのが、日本人の美点だろう。
ニッポン人は、どこに心を忘れてきたのか
って、ワタシもニッポン人の一人だから
こうやって毒づいて留飲を下げている。
ちょっと、恥ずかしい。
５月の風は
日の光を一身に受けて
竹林を撫ぜてゆく
ノジコ（と言うらしい）鳥は
朝から喧しく鳴き続け
喉は大丈夫なのかと心配になってくる。
近所のアヤコさんは茶摘みをしていた。
木陰でちゃのこ（一服するという意味）をして
明るい笑い声が離れた我が家にまで聞こえてきた。
母の日
トーチャンと二人きりでお弁当を食べた。
