山姥日記

富士山とお向かいに棲むオバちゃん

7月9日の富士山・一瞬

7月9日

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午前7時52分頃

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同上

 

 

 

 

今年の梅雨は気温が低いような気がする

蒸し蒸しとした日が少なすぎる

 

これでは

 

蛍が我が家の庭まで上ってこれないではないか

 

我が家の隣には3000坪ほどの原っぱがあって(ウチの土地ではありません)

梅雨の間に、一度か二度

湿度100%といった感じで、大気が非常に重く

一村まるごと雲の中ではないかと思うほど空の低い闇の中

その原っぱ一面に蛍がやってくる

 

幻想的と言ってしまえばそうなのだけれども

幻想的という言葉さえ、薄っぺらに思えるほどの光景だ

 

その蛍の中に、どういう訳か

細い裏山へ続く道の反対側の我が家へとやってくる仔がいる

 

最初は道沿いにある紫陽花の花の辺りに

やがて

ふうわりと玄関の前を通り、紫式部の花の辺りまで飛んでゆく

 

で、原っぱへと帰る

 

 

残念なことに写真に撮れない

撮らないと言った方が適切だろうか

 

 

昼間は青い芒が風に揺れているその原っぱに

今年はやってくるのだろうか、蛍たち

 

 

 

今朝の富士山

ほんの一瞬だけ現れて

すぐに雲の中に身を隠した

 

明日はお山開きだ