何かというと「平成最後」ってテレビも新聞も喧しい。
けれど、平成最後の満月と聞くと見たい、見たい、見たい。
で、夜空を見上げると雲に隠れている。
仕方がないから、待つ。
待てば海路の日和あり・・・なのだ。
お月さまの兎さんは肉眼では見えていたのに
やっぱりね、ワタシのカメラでは電球のよう。まぁいいか・・・。
満月の光を浴びるとアフロディーテになっちゃうのだ。
と、言い切って満月の光をこの身にいっぱい浴びる。
狼にはならない。
で、夜が明けて
いつもの窓辺の机から見えるもう一つのまんまるは
昼のお月さまのように
銀色で透き通っている。
このタンポポの向こうには
隣の婆ちゃんの柿の木の向こうは手入れがされていない桧の林。
曇天の晩春の山は
それでもやっぱり、たくさんの緑色で
やさしい風が吹いている。