今年の富士山の初冠雪は本当に遅かった
いつもの年なら、10月初旬に初冠雪し
消えては降り、また降っては消えを繰り返して
冬の富士山になるのに・・・
柊の花が咲いている
小さくて、香りがしてから気が付く
そうして、真冬になってゆく
谷川俊太朗が鬼籍に入ってしまって
楽しみにしていた朝日新聞の「どこからか言葉が」はもうないだろう
最後(11月17日の新聞)の「どこからか言葉が」を読んだ時
今月は短いな、遺言みたいだなと思っていたら
その時はもう亡くなっていたのだ
若いころから、谷川俊太郎の詩はこの身の周辺にあった
不覚にも知らなかった・・・
10月に読んだ本
病後、読むなら森見登美彦と決めていた。4人の作家の「城崎にて」。モリミー以外の方は存じ上げなかった(すみません)まだワタシは「森見登美彦脳」にはなっていないようだ。けれど、読んでいて楽しい。話は違うが、奈良県と静岡県は似た者同士かもしれない(あくまで私見です)。世界遺産を有しているのに、隣県に観光で負けている。それでも矜持だけで生き延びる。とはいえ、奈良県の友人は一人しかいないし、その友人ともほぼほぼ音信不通で奈良県のことはよく知らない。四人四様の可笑しさ不条理さは病後にはうってつけだった。
久しぶりの上橋菜穂子だ。上手だなぁ。読み始めから読了まで飽きることなく読めた。植物の声を聞くことが出来たらどんなに素敵だろう。うるさいかもしれないけど。害虫が出ると、現代だって農業従事者は必死になる。今年は(今年も)カメムシが多くて、新米に黒い(と言うか、茶色い)ところが入っていた。イナゴの大群は見たことが無いけど、もしイナゴが大発生したらどうなるのだろうと思いながら読み進めた。
読了日:11月08日 著者:
「つむじ風食堂」のような風が吹いている物語だ。作者の周りにも同じ風が吹いているような気がする。この本の前に読んだ本の表紙に文句をつけたが、流石にクラフト・エビィング商會だ!と嬉しい。
読了日:11月04日 著者:吉田篤弘
女の子の成長譚だ。が、それだけではないような気もする。どんな風に生きるかを問われたような気がする。面白かった。けど、表紙を見た時に子供向けか?と思ってしまった。最近は表紙で読みたくなくなる本が多い。
読了日:11月03日 著者:上畠 菜緒
読書メーター
日付が変わっちゃって
もう12月、怒涛の一年だ
いろいろな事も考えた
ろくでもないことも考えて
来し方行く末も考えた
それでも
生きていることに感謝できるようになって
生かされたことに感謝して
最善を尽くしてくれた沢山の方に感謝して
夫に感謝して
年末を楽しもうと思う
と、いう事で
11月にバイバイ