山姥日記

富士山とお向かいに棲むオバちゃん

4月30日の富士山

午前7時半頃

 

10時20分頃

 

 

 

昨日までの雨は嘘のように晴れ上がっていたが

気温は低い

きっと富士山は雪だろうと思っていた

けれど、雪解の富士山になっていた

夏がやって来る

 

 

 

隣の家の庭には苗床が並べられていた

 

富士宮では

もう田植えの終わったところもあるという

 

 

毎年不思議に思うことがある

稲の苗床の美しさだ

 

日一日と育っていく稲苗の

風になびくさまは

 

細波のようで、本当に美しい

 

ニホンジンに生まれてよかったと、思う

 

 

 

山々は早緑で

柿の若葉の日に光り、または、雨に濡れていても美しい

 

朴の若葉も大きく、天狗の団扇みたいだけど

葉と葉の重なったところの濃い緑も美しい

 

一応国道になっている山間の結葉の下を通るとき

世界中が若葉色になっているのではないかと思うほどだ

 

 

行ってしまう春を惜しみつつ

 

 

 

4月にバイバイ