山姥日記

富士山とお向かいに棲むオバちゃん

11月4日から14日の富士山・猿フェイジョア11111

11月4日

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午前6時9分頃

 

11月6日

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午前10時16分頃

 

 11月7日

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午前9時9分頃

 

11月8日

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午前11時55分頃

 

11月9日

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午前10時5分頃

 

 

11月10日

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午前8時13分頃

 

11月11日

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午前8時31分頃

 

11月12日

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午前7時17分頃

 

11月13日

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午前10時48分頃

 

11月14日

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午前11時39分頃

 

 

 

テレビを消した夜更け

物音のしない世界が返ってくる。

 

 

虫たちの鳴き声は絶えた。

 

鹿も妻問の声をあげなくなっている。

 

 

テレビを消した昼過ぎ

森の奥から異様な声が聞こえてきて

我が家の裏にある隣のバーチャンの柿の木に

猿が群がっていた

 

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柿を食べに来たお猿と目が合った

 

ボス猿はいないようだ。

 

 

この日の午後、

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富士宮市文化会館の裏の駐車場

虹がかかった。

 

 

猿と攻防を続けているトーチャンは勝ち誇って

フェイジョアを大量に収穫した。

収穫と言っても、我が家の木ではない。

隣のよっちゃんとクニヨちゃんが結婚祝いに貰った木に実がなるのだ。

 

20年以上誰も食べなかった実をワタシがいただいた。

以来、我が家で収穫しジャムを作る。

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色は良いとは言えないけれど、薫り高く味が良い

 

 

で、

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ワタシは5歳

 

 

 

などなど、

 

大変な10日間だった。

 

十二国記」の三巻と四巻がAmazonさまから届き

読まねばと意気込み、二日で読み終わり

脱力感で寝込みたいくらいだ・・・

 

 

 

迎賓館

11月4日、新富士9時9分発の新幹線に乗り上京。

(こだましか止まらないし、午前8時台は1本しか止まらない)

この日はある全国大会が私学会館であり、ついでにお泊り。

 

で、五日

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朝、ホテルの窓からお堀にある釣り堀を眺める

この釣り堀、小さいときに父に連れられて何度か来たことがある。

そのころの東京は、当然のことながらこんなに高いビルはなかった。

 

10時に四ツ谷駅に集合して迎賓館へ。

たった何時間かのツアーなのに、お高い・・・。

なにゆえか。

それは迎賓館の和風別館に入れるツアーだし、ランチは帝国ホテルだから。

 

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迎賓館の門。警備員がたくさんいる。当たり前か。

 

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裏庭っていうのか?噴水に虹が見える。

 

いざ、和風別館へ。

中は撮影禁止。

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錦鯉がでかい。ホントにでかい。

この池の鯉は、某国の大統領の餌のやり方が大きなニュースになったけど

説明してくれた人は、あれは時間がなくて最後にああいう風になっただけだという。

フェイクニュース」だと某国大統領のツイッターは本当らしい。

 

この建物の中は、キンキラキンではなく

引き算の美だ。

使われている材料の凄いこと!

調度品もほとんど(全部か?)人間国宝のお作品だった。

 

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此処が儀仗礼が行われるところ。赤い絨毯なかった。ワタシは平民だし。

 

 

www.geihinkan.go.jp

 

 

とっとこ見終わって、タクシーに分乗し

いざいざ、帝国ホテルへ。

足が痛いのにパンプス穿いて来たのはこの為だものと意気込む。

 

 

ランチだ!

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嘉門という鉄板焼きのお店

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ランチメニュー

 

 

ご飯とお味噌汁はお変わり自由。

あらやだ、安い定食屋みたいだね。

 

USビーフでも、美味しいのでちょっとびっくり。

 

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かぼちゃの冷製スープか、お替りしたい。

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サラダ。レタスちょっぴりだけど、牛さん美味しい。

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メインデッシュ。いろんな切り方で柔らかい。

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デザート。これだけあると、なんかねぇ・・・って、他の人のももらって食べた

珈琲もお替り可。

 

食べ終わって、ロビーでおしゃべりする。

 

 

で、地下の食品売り場じゃなくて、一流品のお店を冷かして

 

こだまに乗って帰る。

 

 

 

トーチャンへのお土産は東京駅で買った

崎陽軒のシウマイ。

 

どこぞの国会議員だった人が「シューマイ」と言っていたけど

崎陽軒は「シウマイ」なのだ。

 

 

 

11月1日と3日の富士山・文化の日

11月1日

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午前11時37分頃

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同上

 

 

11月3日

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午前7時57分頃

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同上

 

 

 

先日、パーマ屋さんでのこと。

ワタシの髪を切っている美容師(この店のオーナーおやじ)が言った。

 

11月3日って何の日で休みなの?

 

何を言っているのか、一瞬分からなかった。

 

文化の日だよと答えると「何が文化なの」と聞く。

 

 

えーっと・・・

 

文化勲章天皇さんがくれるんだよと答えたが

合っているだろうか。

 

で、今日

夕方、NHKで剣道の決勝戦をやっていた。

で、思い出に浸ること10数分。

 

 

息子は小学1年から剣道を始めた。

同じ時に小学4年の娘も始めた。

「お正月にはケーキがもらえる」という甘い言葉に乗せられて。

しかし、お正月はワタシ達の両方の実家に帰っていたので

初稽古のケーキは貰えずじまいだったが。

 

で、息子。

11月3日には富士宮市の剣道大会があって

優勝するけれど、勝ち方が悪いと先生方に怒られていた。

 

僕は優勝だよねと、父親に聞く。

そうだよ優勝だよと、父親はゲームソフトを買い与え

息子はやっと納得し、優勝を喜んだ。

 

そうして、帰宅すると

居間に家族で寝転がり、NHKのこの全国大会を見ながら

全員ウトウトするのが恒例だった。

 

そして、娘。

彼女は中学の時にやっとこさで剣道初段になったのだが

長じて、非常勤講師になるための履歴書を書くとき

剣道二段と書いていた。

 

ん?

 

二段は弟のほうだよと諭す父親と母親。

 

 

この娘、父親に思考回路が似ているようなそうでもないような・・・

 

 

文化の日ってなに?

 

Wikipediaで調べたら、なんとまぁ、天長節

 

 

ja.wikipedia.org

 

 

昭和天皇の誕生日がみどりの日になったのと同じなんだ。

 

 

文化勲章をもらいに行くときに、夫人が付き添う場合

夫人は黒留袖は着ちゃいけないって、30年以上前に調べた。

あの頃はまだ、未来は明るいと思ってた。

 

 

文化の日ねぇ・・・

 

 

 

 

 

10月の読書記録

読んだ本の数:5
読んだページ数:1880


白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)感想
第一巻を再読していたら、夫に取られた。で、二巻を読む。まだわからないことだらけだ。三巻四巻を待たねばならない。18年待ったのに、最後の2週間が堪えられない。
読了日:10月28日 著者:小野 不由美

 


白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)感想
ううむ・・・・。絶対に生きている。来月まで、一巻と二巻を読み込まねば。角を失った麒麟だからこそ、成長したからこそだ。
読了日:10月18日 著者:小野 不由美

 

 


白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)感想
ついについに・・・・(号泣)既刊全冊読みなおそうかと思ったら、どこに仕舞ったのかわからなくて断念。で、脳内で復習。案外覚えているもんだ。何回読んだかわからないものね。。で、戴国だ。「魔性の子」を読んでから何年が経っているのだろう。感慨深い。
読了日:10月17日 著者:小野 不由美

 


天使も怪物も眠る夜 (単行本)天使も怪物も眠る夜 (単行本)感想
面白く読了したら「螺旋プロジェクト」というのがあって、これはその最後の物語だって・・・。なんなんだよ・・・。とは思う。なので「螺旋プロジェクト」を図書館から一巻めから借りなくてはならない。それも楽しいことだ。美しい物語だった。とてもとても面白かった。で、図書館に予約しよう「螺旋プロジェクト」も最初の物語を。
読了日:10月10日 著者:吉田 篤弘

 


愛をください愛をください感想
未明に読了。辻仁成は「北沢保育園」が実在していたことを知っているだろうか。そこで不倫とか先生方同士のいじめがあったとか、通っていたものにとっては不愉快極まりない。60年以上も昔だけれど。が、これはこの本の内容とは無関係だ。感想は「そうなんだね、苦労しちゃったね」「でも未来はあるから頑張ろうね」だ。面白くなかったわけではないが、どこかストーリーに流されているような気がしてならない。北沢保育園に関する感情がワタシの心から払しょくされていないことが、こういう感想にしてしまったのだと思う。
読了日:10月02日 著者:辻 仁成

 

 

 

18年も待った「十二国記」を読むことのできる幸せ。

と、まだ二冊の未刊を待たねばならぬじれったさ。

十二国記」はライトノベルに分類されるのだろうか。

分類なんてどうでもよいのだけれど・・・。

 

吉田篤弘「天使も怪物も眠る夜」

他の「螺旋プロジェクト」を読もうと思ったけれど、止めた。

これだけで十分だ。

 

歳時記を読み込むことは面白い作業だ。

その作業を怠れば、身に降りかかる白い目線。

 

感情だけで何かを考え続けることは無理なのかもしれない。

先達の言葉は重い。

 

 

 

 

 

 

10月28日から31日の富士山・鹿の声

10月28日

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午前9時22分頃

 

10月30日

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午前8時45分頃

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同上

 

10月31日

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午前10時半頃

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同上

 

 

 

鹿が鳴いている。

牡鹿が伴侶を求める声だ。

 

奥山に 紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき

 

蝉丸大夫の和歌だ。

母にとって、元旦には百人一首は必須のものだったが

母が亡くなってからは、百人一首を出すことはなくなった。

 

この和歌がなぜ「悲しい」となるのか

山に棲んで、獣たちが山奥から里に下りてくるようになった最近、

理解できるようになった。

 

鹿の声は、高く長く山に谺する。

切なく美しい声だ。

 

ただ、ニンゲンが眠りについてから鹿が鳴くときが多々ある。

飛び起きてしまうのだ、ワタシは。

 

そういう時は「うるさいなぁ、早く見つけなさいよ」と思うのだけれど

 

 

彼らの恋の邪魔をしてはならないと、思い返す。

 

 

いつだったか

夜遊びをして帰ってきたとき、目の前に牝鹿が現れた。

 

ワタシの車のライトに照らされた彼女の姿は美しかった。

月に照らされたその背中は月の色に輝き、神とさえ思えた。

 

ワタシのつたない言葉では表現できないのが残念だ。

 

 

 

そんなこんなで、10月にバイバイ