山姥日記

富士山とお向かいに棲むオバちゃん

3月10日11日の富士山・子ども食堂

3月10日

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午前9時24分頃

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同上。この後、風雨は強まり夕方はものすごい雷だった

 

 

3月11日

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午前10時17分頃

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同上。温かな1日だった・・・と言うより、少し暑かった・・・

 

 

 

 

 

10日、確定申告を終え(商工会に出しただけだけど)

 

そのままジュンコちゃんちに行く。

 

 

ジュンコちゃんは、ワタシの幼馴染で

ワタシ達は東京の片隅の商店街で育ち

小中学校が一緒だったと思ったら、保育園も一緒だったらしい。

そのジュンコちゃんが、同じ郡部に引っ越してきたのだ、偶然にも。

 

 

で、

ジュンコちゃんは亭主のテルちゃんと鉄板焼きのお店をしている。

お好み焼きと厚焼き玉子は絶品だ。

 

 

6月に予定している「山のオバさん(オジサンも含む)弾丸一泊旅行」に

一緒に行くために、日程表を渡しに行ったのだ(今年はワタシが幹事なので)

 

お昼食べるでしょと、前日言われていた。

もちろん食べると答えておいた。

 

 

前置きが長いので申し訳ない・・・

 

 

ジュンコちゃんちへ行くと、見知らぬ子供たちがいる。

 

ジュンコちゃんによると

このコロナ騒ぎで学校が休校になり、

お昼が困る近所の若いお母さんに頼まれたのだという。

 

テルちゃんもジュンコちゃんも

それにすぐ答えて、一時的子ども食堂にしたと言っていた。

現地孫よと、ジュンコちゃんは笑う。

 

子供たちが休みになって困っているのは親だけではない。

近所のジジババもお昼をどうしようと悩んでいたので

お惣菜をたくさん作って、格安で売っていた。

安いし美味しいし、野菜は新鮮だし、お米は地元産だし

「昨日来たバーチャンは6000円も買っていった、どうするんだ?」

と、テルちゃんは笑いながら心配していた。

 

 

都会や大きなお街には、それなりの援助があるのかもしれない。

けれど、小さな村には政府の目は届かないし、

行政側は農村や限界集落には目が向かない、みんな文句言わないし・・・。

 

ただ、ワタシの棲む村もそうだけど

互助と言う点に関しては、お街には負けてはいない。

 

何百年も前から運命共同体なのだ、村は。

 

 

 

テルちゃんとジュンコちゃんの話しをウチの亭主にしたら

偉いなぁと、素直に言った。

 

ワタシ達夫婦には、こういうことはできない。

彼らの行動力と人間としてのやさしさに、ただただ首を垂れる。

 

春休み中、

ジュンコちゃんとテルちゃんの子ども食堂は続くのだろう。

 

 

 

 

 

我が家の白木蓮が咲いた。

植えてから何年も経つのに、一向に大きくならない。

去年は三輪咲いたのに、今年は一輪だ。

 

 

蠱惑的な紫木蓮は夕暮れ間近の空が美しいけど

木蓮は雨後の晴れ上がった朝がよく似合う・・・

 

と、ワタシは思う。