読んだ本の数:3
読んだページ数:842
あたしたちよくやってるの感想
はれひめさんの感想文を読んで飛びついた。実に肯定的な題名ではないか!知らない作家だったし、しかも彼女は長女と同世代だ。ところどころっで言葉が分からなくてグーグルのお世話に(情けない)「ばばぁ」とか「おばちゃん」とか若い女の子は年寄りをバカにするけど「お前も必ず年取るんだよ」とお腹の底でブチ切れている自分が愛おしい・・・。痛快だった。
読了日:06月02日 著者:山内 マリコ
千年樹 (集英社文庫)の感想
救いのない話なんだろうかと思いつつ読み進める。最後は救いなのだろうか。哀しい話ばかりだ。「バァバの石段」が、その他に比べて分かりやすいかな。巨樹という存在はニンゲンってちっぽけだな感じることのできる数少ないものの一つ。大きな木は、そこに在るだけで信仰にも近い畏怖を感じさせてくれる。すごいなぁ。
読了日:06月09日 著者:荻原 浩
新装版 飯田龍太 自選自解句集の感想
2018年7月講談社エディトリアル発行の第2刷。「新装版」の文字はない。先日、結社の鍛錬会で蛇笏隆太の「山盧」で購入。主宰に「偉い先生の俳句を読みなさい」と諭されたのはついこの間。なるほど偉い先生の句の言葉は平明で、しかもスゴイ。ワタシなどが凄いと言ってしまうのは片腹痛いが、すごい。山盧はかつては山深いところにあったのかなと思いをはせる。今は住宅街だけど。そうか、身の回りのことでいいんだ。お街の作品が詠みたいといったけど、ワタシの棲んでいるところは山の中だものねぇ。今年の竹の色を表現する言葉が欲しい。
読了日:06月21日 著者:飯田 龍太
読書メーター
読了した本は、今までにないくらい少ないけれど
致し方ない
ウキウキと勉学的旅行と山のオバサン弾丸一泊旅行の準備が忙しかったから
とはいえ、内容が濃い
飯田隆太の自句自解は大変面白かったが
自分への戒めと希望をもたらしてくれたことは否めない
飯田蛇笏と飯田隆太の自宅である山盧について、少し書き加える
(忘備録なので、あんまり気にしないでください)
飯田家は昔からの大庄屋であったらしいので
広大な土地を有していたが、戦後の農地改革でほとんど失う
現在 管理居住しているのは隆太のご子息である
自宅の裏に狐川という小さな川があり、その後ろは『後山』と呼ばれる山
くるみの青い実がなっていた
ちょうど、庭師が入っていて松の手入れをしていた(儲けた気分)
平易な言葉で表現することはとても難しい
平野啓一郎のデビュー作は難しい漢字と表現で潰えたが
それは、平野啓一郎の衒いがあったのかもしれない、まだ若かったし彼は
それと、6月中ずっと読んでいて読了していない本が一冊
図書館には申し訳ないが、トーチャンに借りなおしてもらっても
未だに読了できないでいる。難しい
『人外』
朝日新聞の書評を見て、図書館に予約を入れた
やっと面白くなってきたが、まだ半分以上もある
読み終わることができるだろうか