「読書メーター」で読んだ本を記録している。
いつのころからか、同じ本を買ってしまったりで
独りでノートに鉛筆で書くよりも、他の人が感じたことを覗けるのがいい。
我が家は夫婦そろって、幼いころからの蔵書を捨てられないでいるので
怖い娘に「もう本は買わないでください。家が潰れます」と言われて以来
図書館の利用を常としている。
読んだ本の数:5
読んだページ数:1440
木洩れ日に泳ぐ魚の感想
殺人なのか事故なのか、これが問題だ…と、ハムレットのような逡巡。面白いのか、面白くなかったのか・・・これも問題だわね。孫たちがやってくるので急いで読んだのが敗因。
読了日:03月24日 著者:恩田 陸
ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻 (文春文庫)の感想
新幹線に乗るために購入。執事と言えば「日の名残り」だけど、ずいぶんと趣は異なる。皇后さんのご愛読かと思ったけど買っちゃった(すまん、娘。蔵書増やした)。英国特有のブラックなユーモアもなく特権階級の嫌味もなく、そうなんだぁと思うくらいが感想かなぁ。あと感想と言えば「あぁ一般people」でよかった・・・かな。
読了日:03月21日 著者:P.G. ウッドハウス
戒名探偵 卒塔婆くんの感想
お軽い高校生ものかと思って読み始め、期待は裏切られずに読了になるかと思いきや・・・。エピローグがいい。昨夏、舞鶴の抑留者記念館へ行った。シベリア抑留の展示に心が痛かった。ワタシはバーさんだけど戦争を知らない子供たちの世代だ。とは言っても、渋谷のガード下の傷痍軍人は知っているし、その他諸々、戦後のどさくさを引きずっていた頃子供だった。今でも、戦後なのかなぁ。きな臭い世の中ではあるけれど、戦争を知らない子供たちが世界中にあふれると、いいなぁ。
読了日:03月18日 著者:高殿 円
ルリユール (一般書)の感想
こういうご本に感動する年でもないのに、何か所か涙で文章が滲んだ。花粉症のせいではないと思う。黒猫・赤毛の魔女・辿り着くことができる人の少ない洋館等々・・・。けれども、どんなに婆さんになろうとも母は恋しい。お彼岸が近いなぁ。
読了日:03月17日 著者:村山 早紀
本と鍵の季節 (単行本)の感想
やっぱり「折れた竜骨」が好きだ。この本について言うならば「友よ知るなかれ」が好きかな。自分の高校時代のことを思い出す。白水社の本を小脇に抱え「テアトロ」を読んでいた。何も分からずにだ。太宰の全集を買ってもらった。けれど、友人たちとこんな難しい会話をしただろうか。そういう年代だったとはいえ、安保について調べて学園祭で発表したりもした、新聞部だったから。男子と女子では違うのかなぁ。こまっしゃくれた高校生だな、この本の登場人物。やっぱり「折れた竜骨」が好きだ。
読了日:03月13日 著者:米澤 穂信
3月はあんまり当たりじゃなかったなぁ。
今読んでいるのは幻想小説と呼ばれるジャンルのもので、なかなか進まない。
確定申告に伴う逃亡願望も、読書へは向かなかったのは
引き込まれる本に巡り合えなかったからだろう。
ワタシを夢中にしてくれるご本に出会うことを切に切に願っている。
もうすぐ新しい元号が発表されるわ。
テレビの前に正座しよう。